リハビリ

誤嚥予防に効果的なおすすめグッズ紹介!歌唱もおすすめ!

こんにちは!言語聴覚士9年目のtomoです。

今回は、私の職域に深く関わる誤嚥予防(ごえんよぼう)に効果的なおすすめグッズ紹介!歌唱もおすすめ!していきます。

tomo
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私は、現在ご自宅に帰られた患者さんとリハビリをしています。

在宅に戻られて、嚥下機能の低下により誤嚥性肺炎を起こしてご飯が食べられなくなってしまう方って結構多いんですよ!

そんな方々に必要なリハビリ、つまり嚥下機能を向上させるために必要なのは、

ズバリ筋力トレーニングです!

みなさんご存知の通り、筋力は年齢を重ねるにつれて衰えていきます。それは防ぎようのないことなのでしょうか!?

いいえ。あらゆる筋肉は、どんなに歳をとってからでも鍛えることができます

しかも、きついトレーニングやつらいトレーニングをする必要はありません。軽いストレッチや体操程度のトレーニングを続けるだけでも、十分に喉の筋肉を鍛えて飲み込み力をアップさせていくことができます。

では、気軽にできる簡単なトレーニングと、誤嚥予防に効果的なおすすめグッズを紹介!しますね(^^)

歌唱もおすすめ!です♪

誤嚥予防に効果的なおすすめグッズ紹介!

「最近よくムセる」は、誤嚥しやすいサイン!?

人間は「のど」から衰える生き物である

気管食道科 専門医 西山耕一郎

私たちは食べ物がのどを通らなくなったら、食べる楽しみがなくなり人として生きていくのが難しくなります。

皆さん、飲み込む力は何歳くらいから衰えていくと思いますか?

なんと...

40代からと言われています。

近年では、30代の誤嚥も報告されているんです。具体的には、のどの筋力が徐々に低下していくんですね。

”ごっくん”をした時に、筋力が衰えることにより反射神経が鈍り微妙なズレが生じてきます。その結果、誤嚥が起こってしまうのです。

タイミングのズレのせいで気管に食物が入りそうになるのを防ぐのが「ムセ」、「咳払い」です。自分の体を守るための自己防衛反応なのですね。

美味しいご飯を食べながら長生きをするためには、「のど」「咳をする力」を鍛えましょう!

「のど」を鍛えるには?

カギを握るのは、のど仏を上下させる筋肉だった!!

のど仏とは、正式には「甲状軟骨(こうじょうなんこつ)の喉頭隆起(こうとうりゅうき)」と言い男女ともに存在しています。私たちは、飲み込むときにこの「のど仏」を上に引き上げて気管に蓋をして、食道の入り口を開くことで食物を食道に流し込んでいます。

のど仏を引き上げる筋肉は「喉頭挙上筋群(こうとうきょじょうきんぐん)」と呼ばれるもので、のど仏をグッと引き上げる重要な役割を担っています。

口喉挙上筋群のトレーニング方法

嚥下おでこ体操

シャキア訓練

シャキア法の手順プリント

出典:リハツバメ(https://zaitaku-st.com/

※リハツバメさんのプリントは無料で分かりやすく作成されているので、専門の方でも使用できるクオリティです♪

あご持ち上げ体操

あご持ち上げ体操のイラスト(嚥下訓練)

 

のど仏が上がっていればOK!

※下を向いて、力いっぱい顎を引く&下顎に両親指を当てて、力いっぱいいっぱい押し返す。

 

 

 

あご先に両手の親指を当てて、押し合います。

・押し合っている状態を5秒間キープ✖️5~10回繰り返す

毎食前や空き時間に5〜10回行う

おすすめグッズ

ペコパンダ

おすすめポイント

・テレビを見ながらでもできるお手軽さ

・改善した症例も多く、エビデンスがある

使用方法
値段&購入方法

一本800円〜1,000円程度です。楽天やAmazonで購入できます(^ ^)

嚥下障害がある&初めての方には基本セットがお得です。3本入って2500円ほどで購入できます。2021年12月14日現在では、Amazonが最安値でした!

一本づつだと、やはり1000円はしてしまうのでポイント等をうまく利用して購入してみてくださいm(__)m

誤嚥予防に効果的!歌唱もおすすめ!

しっかり声を出す人は、飲み込む力も強い!声が小さい、かすれる人は誤嚥に近づいている!?

つまりここでのトレーニング内容は、「歌唱」=「声を出す」

嚥下と発声はほぼ同じ筋肉を使っています。そのため、しっかり声を出すということは、飲み込む力をつけることになるのです。

では、どんな曲が効果的なのか?それは、のど仏が大きく上下に動きやす「高い声を出す曲」です。

ハイトーンボイスで歌う曲とは?

<上級者向き>

  • 「大都会」クリスタルキング
  • 「もののけ姫」米良美一
  • 「Forever Love」Xjapan
  • 「さくら」森山直太朗

※裏声を使って、綺麗な高音を出せたら拍手喝采のレベルです。

<中級者向き>

  • 「Automatic」宇多田ヒカル
  • 「たしかなこと」小田和正
  • 「can you celebrate?」安室奈美恵
  • 「愛のメモリー」松崎しげる

※力強く歌うフレーズが多いので、肺活量のトレーニングにもいいです!

<初心者向き>

  • 「少年時代」井上陽水
  • 「春よ、来い」松任谷由実
  • 「津軽海峡冬景色」石川さゆり
  • 「世界に一つだけの花」SMAP

※低くなってしまいやすいキーを高く保つのがポイントです。

初めは、のどの動きを確かめながら行うと良いと思います。

のど仏に手を当てながら声を出して試してみてください。のど仏は、高い音を出すと上がって低い音を出すと下がります。のど仏を上下に動かすことでのどの筋トレになるんです^^

参考:気管食道科 専門医 西山耕一郎「肺炎がいっやなら、のどを鍛えなさい」

まとめ

  • 誤嚥予防に効果的なおすすめグッズ紹介!歌唱もおすすめ!しました。
  • 嚥下機能を向上させるために必要なのは、ズバリ筋力トレーニング
  • あらゆる筋肉は、どんなに歳をとってからでも鍛えることができます。

嚥下機能改善のトレーニングは、きついトレーニングやつらいトレーニングをする必要はありません。軽いストレッチや体操程度のトレーニングを続けるだけでも、十分に喉の筋肉を鍛えて飲み込み力をアップさせていくことができます。

気軽にできる簡単なトレーニングと、誤嚥予防に効果的なおすすめグッズを紹介!歌唱もおすすめ!したので、ぜひ参考にしてみてくださいね(^^)

のどを鍛えて、ながーく美味しい食事を口から食べましょう♪

https://pressexpress.jp/rakutenshoken-rakutenginkou/

 

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