今回は、自助具の箸は手作りできる?種類と特徴まとめをしました。
高齢になると手指の筋力低下や箸を上手に操ることが苦手になってきます。病気を患っても同様です。
口から美味しい食事を食べることに欠かせないのが、箸です。「箸を使うのは、難しい、使えない。」と思っても、簡単に諦めずになんとか、自助具をこだわり抜いてみてください。
もちろんスプーンやフォークも素晴らしい道具ですが、ここでは、なんとか箸で食べられるように扱いやすい自助具の箸を紹介します。
自助具の箸は手作りできるのか?種類と特徴まとめもしたのでぜひ参考にしてみてくださいね(^-^ )
では、はじめていきますね。
自助具の箸は手作りできる?
自助具の箸〜手作り例を紹介〜
【1】脊髄損傷後麻痺の残る方で、手作りされている方がいました!
箸を使うには、薬指の動きが重要です。
しかし、薬指は日常動作ではあまり使わないですよね。ペンやフォーク・スプーンなども薬指はほとんど使いません。もともと動きの良い指ではありませんしね。
100円均一で購入した、クリップのバネを分解して取り出し、割り箸に取り付けたもの!
- 手指の筋力が低下すると、箸を開くことが苦手になります。開く力をバネで補うことで、無理な力を必要とせずに済んで楽になりますね!
【2】リハビリ工房ワークショップさんのアイディア!
本格的なバネ箸になっています。既製品ととても似ています(^-^ )
こんな感じですね▼
台和 プチエイド 箸 HS-H 紺 205×46 20.5cm
【材料】
- ビニールホース250mm~300mm
- 板ばね板ばね(自動車ワイパー)
- シッカロール(滑りやすくするため)or水
【3】値段がものずごい低コスト!

【材料】
- 箸
- 洗濯バサミ
- テープ
日本では、私は個人的には「箸ぞうくん」シリーズが好きでした。一番使いやすい。値段は高いですが。
これは箸と洗濯バサミとテープだけ。
操作性は箸蔵くんより劣りますが、値段はものずごい低コスト。でも洗うのは…。また考えます。
【自助具の箸を作る際のポイント】
- 握りやすさ
- 小さなものが掴めるか
- 清潔が保てるか
ポイントは、とてもシンプルで通常の箸と部品があればできるバネ箸などは、チャレンジしてみる価値ありです(^-^)
正規品と使い分けて、リハビリ用として使うのもいいと思います♪
種類と特徴まとめ
大きく分けると、3種類でした!
その中で、細かい商品の違いがあったので紹介します(^-^)
①グリップ付の箸
- 手の中でフィットするグリップが箸を安定させ、指を動かすだけで使えます。
<材質> PBT 樹脂、シリコンゴム、ステンレス、竹、ポリウレタン塗装
- 一番人気の自助具のお箸
- 握りやすく、軽いため疲れません
- 簡単に使えて見た目は普通の箸を使っているように見えます。
- グリップを中心に前後バランスがとれ、箸先がテーブルから浮きます。
- 箸蔵くんよりもスリムでこちらも人気です。
- 自然な箸に近い見た目です。
②ピンセットタイプの箸
- 右手でも左手でも使え、にぎり箸で食事ができます。
<材質>積層強化木、ステンレス
- 一番人気の箸です。
- つかんだ食べ物がすべりにくい箸先シボ加工
- 箸先を合わせるクリップ付きなので、握力が弱まったり細かい作業が苦手な方向き
- クリップは着脱式なので、お箸を抜いて洗うことができ、衛生的です。
- クリップの位置をずらすと、お箸の長さをお好きな長さに調節できます。
- こちも人気が高い商品です。値段が600円台とお安いのが魅力です。
- 部品がなく丸ごと洗えるので衛生的です。
③収納ケース付きの箸
- 箸がコンパクトに収納でき、持ち運びに便利。 外出先でも違和感なく使えます。
- 中指に箸をのせてペンを握るように挟み込むと、軽い力 で扱うことができます。
- ケースはやや太めで、片手でも箸の出し入れができます。
<材質>天然木/ウレタン塗装、ABS 樹脂、ステンレス
- 自然と手の中に納まり、簡単な指の動きで使えるように持ち手部分が工夫されています。
- 箸先内側が平面で、溝をつけていますので、摘みやすく、滑り難くなっています。
- お値段が少し高額です。
【脊髄損傷後麻痺の残るせきそんクリフさんからの口コミ】
食事にはいろいろな自助箸をつかっています。
普段自宅ではウィンド社の「箸ぞうくん」、外出先では同社の「箸ノ助」若しくは所作 鶴を使っています。
これらの中では「箸ぞうくん」>「箸ノ助」>「所作 鶴」の順で「箸ぞうくん」が一番使いやすいですね。
実際使ってみると、ちょっとバネが強めですがいい感じ。バネのパーツを接着剤でくっつけちゃえばかなり安定します。
まとめ
今回は、自助具の箸は手作りできる?種類と特徴まとめをしました。
高齢になると手指の筋力低下や箸を上手に操ることが苦手になってきます。病気を患っても同様です。
口から美味しい食事を食べることに欠かせないのが、箸です。「箸を使うのは、難しい、使えない。」と思っても、簡単に諦めずになんとか、自助具をこだわり抜いてみてください。
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